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日々営業の中で可愛いワインコルクが何かに使えないかと、考えている方々は多いと思います。私もフレンチレストランで勤めながら、ソムリエが捨てていくコルクが何かに使えないものかと考えたことは、一度や二度では有りません。それでも、箸置きやカードホルダー・オブジェなど、それでも使いきれずに貯めたコルクは廃棄する事も多いのではないでしょうか?そこで、この【もったいない】という思いから、何かに使えないかと調べてみると、様々な利用法と特色が見えてきました。実はすでに、他国ではワインコルクのリサイクル活動が行われていたのです。
この事を知り、知り合いのレストランの方々にお声をかけたところ、(どうせ捨てているから良い活動なので参加するよ!)とのお返事を頂き、この活動を本格的に進めようと決めました。
コルクのリサイクルは、ゴミの軽減と地球温暖化や二酸化炭素軽減対策にもつながります。一昔前までは、牛乳パックやペットボトルのリサイクルが無かった事を考えると、コルクを捨てるのではなく、もう一度何かに再利用できるよう、このprojectを立ち上げました。





<オーストラリア>では、小学生がコルクを収集するキャンペーンが実施され、100万個のコルクを収集し、その収益を象のゲージ建設に貢献しています。また、<アメリカ>ではRecork Americaという団体が大手のコルク会社と共に2008年よりワインのコルクを再利用し、タイルやガーデニング用品やSoleというサンダルメーカーと共にサンダルの生産に使われています。さらに、<イタリア・イギリス・南アフリカ>でもこの取り組みがはじまっています。そして、日本でも東京や石川でも同じ時期にコルクリサイクルの活動が始まりました。しかし、飲食店でのこの活動は初めての活動と言えます。

現在、このリコルクプロジェクトに数店のレストラン、酒販店の方々にご協力頂いております。また、コルク会社様のご協力により、集めたコルクの活用方法もみつかりました。今後はReduce(ゴミの発生制御)・Reuse(再利用)・Recycle(再資源化)=3Rを目指した、加工と商品開発を考えています。そして集めたコルクが再び新しい形となって、皆様の役に立つ商品開発を目指していきます。たった一店舗でのコルクの数は少ないかもしれませんが、東海地方の飲食店が集まれば、たくさんのコルクが集まるはずです。そしてこの活動が自然に広がっていき、フレンチ・イタリアンなどジャンルを超えて協力しあえるプロジェクトになる事を願っています。


発起人 (フレンチ・キュイジーヌ)   松浦 仁志




リコルクプロジェクト


本来、<リコルク>は生産者によって、古いヴィンテージワインのコルクを打ち直す作業のことを意味します。
セラーで管理されてきたワインの目減りが今後もきちんと熟成できるようにする目的で、目減りのボトル差(バラツキ)を補正する為にも<リコルク>がなされることがあります。
良質なコルクであっても、ワインの強い酸性を密封した食物繊維のコルクは、30年程度で弾力性を失うので、打ち変えられる必要が出てきます。この<リコルク>に対する評価はワイン愛好家で違うようですが、<リコルク>されたボトルでも目減りの量が調整されずにそのままの場合も多々ありますし、同じ年号や若い年号が使われるなど、ワインの生産者によってまちまちです。しかし、このリコルクの作業により長い熟成のワインが楽しめるのも事実です。

この活動のロゴの由来には、ワインにもう一度、息吹を与えるこのリコルクと言う作業の言葉と共に、Reduce(ゴミの発生制御)・Reuse(再利用)・Recycle(再資源化)
の頭文字、そして、エコと言う意味合いを込めて
(リコルク プロジェクト)といたしました。



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